こんにちは!totoです。
長野県安曇野市は北アルプスの雪解け水がいたる所に湧き出す「湧水の郷」。
「名水百選」にも選ばれた安曇野湧水群にある「大王わさび農場」は日本一の規模を誇る農場です。
わさび好きなら一度は訪れたい「大王わさび農場」の見どころやおススメのアクセス方法をご紹介します。
「大王わさび農場」について
北アルプスの麓、長野県安曇野市は湧水を利用したわさびの名産地。
数あるわさび田のなかでも、大王わさび農場は日本一広いわさび農場です。その広さ、なんと45,000坪!
およそ東京ドーム11個分です。
大王わさび農場は観光客向けに一般公開されている観光農場。
農場?楽しいの?と思われるかもしれませんが農場内には美しいわさび田の他にも、わさび漬け作りやクリアボート体験などもあります。
お土産屋さんやフードコート、レストランもありわさび田の広大な絶景と共に各種体験や大王わさび農場名物の、採れたて新鮮なわさび料理を味わう事ができます。
わさび農場内マップ
農場でありながらテーマパークのような人気がある大王わさび農場には年間約120万人もの観光客が訪れているんですよ。
「大王わさび農場」の見どころ
見渡す限りのわさび田。その光景は圧巻の眺めです。
わさびは一般的に水温が15℃くらいになる9月~10月頃が植え付け時期ですなんですが、安曇野湧水は真夏でも水温が15℃を超えることはありません。
そのため植え付け時期をずらして栽培することで年中キレイなわさび田を見る事ができます。
そのまま飲めるほどキレイな湧水、一定温度に保たれた水温、そしてキレイな空気。
安曇野はわさび栽培に適した環境が揃っているため美味しいわさびが出来るんですね?
わさびにも可愛らしい白い花が咲きます。
見頃は3月初旬~4月中旬(花は年により2月下旬~5月上旬頃まで見られます)
この時期には白い花を付けたわさび田を見る事ができますよ?
そして注意したいのが、わさびは強い日差しが苦手!
5月~9月頃の暑い日には「寒冷紗」という黒いネットでわさび田一面を覆います。
太陽光を遮断することでわさび栽培に最適な水温を保つためなんですが、この時期に来場しても、壮大なわさび田の景色を眺めるつもりが、一面に覆われた黒い寒冷紗の景色に。
残念な思いをしないよう5月~9月頃の暑い日には注意が必要です。
見どころはわさび田だけではありません。
水車小屋
農場入り口から左に進むと見えてくるのは、澄んだ水が悠々と流れる、湧水からなる蓼川(たでがわ)と一般河川の万水川(よろずいがわ)。
そして、蓼川の傍に建つ水車小屋は黒澤明監督の映画「夢」の撮影の為に建てられたもので、明治時代の水車小屋を再現したものです。
ひと昔前にタイムスリップしたようなのどかな風景が癒しになります。
手前が蓼川、奥が万水川。ここで合流して一本の川になります。
蓼川の 透明度の高い水は水草の根元まで見えます。
4〜10月限定でクリアボート体験もできます。
ボートに乗ればより間近に水車小屋を見ることが出来そうですね?
ただ、個人的には画を切り取ったような綺麗な景色に大勢の観光客を乗せたゴムボートが入り込むのは残念な気がします。
3月に来訪して良かった〜!
さらに進むと右手に橋が見えます。
幸いのかけ橋
わさび田の上にかけられた橋を渡って向こう側に行けます。
カップルで渡ると幸せになれるというジンクスのある橋。
途中、足を止めて左右を見て下さい。わさびが畝に沿って遠くまで続く奥行きのある景色は散策路からのそれとはまた違った眺め。
わさび全体に湧水が行き渡るよう作られた畝と畝の間の水がキラキラと輝いています。
夏になると上に束ねられている寒冷紗を開くんでしょうか?
ちなみにわさびの花言葉は「幸せを運ぶ花」。
大王窟・開運洞
「幸いのかけ橋」を渡った先にあるのが「大王窟」と「開運洞」。
「大王窟」は、この農場の名の由来となった魏石鬼八面大王(ぎしきはちめんだいおう)という奈良時代末期~平安時代初期の伝説上の人物を祀るために造られた洞窟です。
内部の天井は大きな岩で蓋をされているような作り。
狭い空間ですが、それなりの高さがあり屈むことはありません。
大きな岩のパワーを感じます。
「大王窟」とともにその奥行きは短いものの、開運洞の奥には七福神の像があり、触れると幸運を授かるとか。
おススメのアクセス方法
今回、松本を拠点に電車で移動しました。
最寄り駅は穂高駅です。
- 電車での移動時間 約30分
- 運賃 330円
- 本数は大体1時間に一本とみておいた方が良いでしょう
穂高駅から大王わさび農場までは距離があります。
そこでおススメしたいのがレンタサイクル。
穂高駅を出て真っ直ぐ進むとすぐに見えてきます。
「しなの庵」さんでは、1時間200円で自転車を借りられます。(電動自転車は1時間300円)
料金は後払い制で、使用した時間分の料金を返却時に支払います。
(ほぼ平坦な道を走るので普通の自転車で十分かと思います。変速も付いてますよ。)
店内で地図と帰りの電車の時刻表を貰って、大王わさび農場までの道順を教えてもらい、いざ出発!
見やすいように洗濯バサミで止めてくれました。
ご安心あれ!人はほぼいませんから。
広大な田園風景!風を切って走るのは気持ちいい。
時には自転車を止めて写真を撮ったり。
自転車をこぐこと、約20分。
農場が見えてきました。突き当たり右手には広い無料駐車場、駐車場入り口付近に駐輪場もあります。
行きと帰りのルートが違うのもおススメ理由の一つ。
行きは田園の間を縫って。帰りは穂高川沿いを走るので景色にも飽きません。
ちなみに迷ったら北アルプス連峰を目指せば帰れるそうです。
これは分かりやすい目印で安心ですね?
所要時間
目安として、自転車を借りてから返すまでの時間は2時間(400円)でした。
今回、レストランが改装中のため食事はしていません。
穂高駅から農場までの往復時間込みで2時間プラス食事時間があればゆっくり散策できます。
今後の参考にして下さい。
なお、現在はレストランの改装工事も終わりリニューアルオープンしています。
おススメはわさび丼!
というか、わさび丼を食べることが目的のひとつでもありました。
来場されたら、是非わさび丼を食べてみてくださいね?
お土産に生わさびを!
残念ながら大王わさび農場のレストランでわさび丼を食べる事はできませんでしたが、同じ安曇野でわさび栽培をしてわさび漬けを作り販売されている、「小口わさび店」さんでわさび丼の作り方を教えてもらいました。
こちらのお店は松本城近くにあります。
わさび漬けが美味しいと評判のお店です。
こちらで生わさびを頂いたので自宅でわさび丼を作りました。
専用のおろし器がなくても香りと辛さを引き立たせる方法を教えていただきました。
とても美味しかったですよ?自分好みにアレンジできるのも良いです。
生わさびをお土産にするのもありだと思いました。
もちろん、わさび漬け、味噌わさびも美味しいですよ。
大王わさび農場詳細
長野県安曇野市穂高3640
TEL 0263-82-2118
営業時間 年中無休【3月~10月】8:00〜17:00
【11月~2月】9:00~16:30 入場料 無料