こんにちは!totoです。
京都五山の一つである東福寺は、約2,000本のもみじや楓が植えられ、春には青もみじ、秋には紅葉の名所としても人気があります。
今回東福寺の紅葉を堪能してきましたのでご紹介します。
東福寺の魅力を語る
私はもみじと古刹の荘厳な雰囲気に魅せられ何度も東福寺に足を運んでいます。
東福寺のもみじが別格なのは洗玉澗(せんぎょくかん)という渓谷に架かる橋から見下ろす高さと、遠くまで続く奥行き感のある景色だと思います。
洗玉澗の両側の急斜面に赤や黄色に染まったもみじが小川を覆うように枝を伸ばしています。
橋から見下ろすと、何とも言えない奥行きのある風景が広がっています。
平坦な地に植えられているもみじを見上げるのも良いですが上から間近に見下ろすもみじはまた違う趣きがあり格別です。
また、境内に足を踏み入れると外とは違う空気感で、空気がピンと張り詰めたような厳かな雰囲気があり、神聖な場所に来たのだと肌で感じることができます。
何より気に入っているのは、紅葉全盛期以外は人が少なく、静かでゆっくり拝観できること。
紅葉だけでなく、広い境内には三門、方丈など見どころはたくさんあります。
今回タイミングが合い、初めて紅葉全盛期に訪れることができました。
ただ、キレイな時期は当然のごとく人が多い。
東福寺の魅力は、粛々とした雰囲気だと私は思っています。
一番紅葉がキレイな時期に人ごみに煩わされることなく紅葉を観ることはできないものか!?
今回は東福寺だけを目当てにホテルを選んで、夜、早朝、午前中の3回訪問しました。 東福寺は拝観時間があるので、内2回は臥雲橋(がうんきょう)までです。
ちなみに紅葉を観るうえで一番のスポットは臥雲橋からの眺めだと思っています。
臥雲橋(がうんきょう)
東福寺には3つの橋があります。
「臥雲橋(がうんきょう)」「通天橋」「偃月橋(えんげつきょう)」です。
よく画像で目にするのは、臥雲橋から撮った通天橋ではないでしょうか?
臥雲橋は、生活道路として通行できるため拝観時間外でも自由に通ることができるんです。
今回は、臥雲橋目当てに再三訪問しました。
夜の臥雲橋
東福寺に到着したのは18:00ごろだったと思います。
東福寺が夜間拝観を行っているのを知ったのは、出発前日でした。
それまで東福寺が夜間拝観を行っていることすら知らなかった。
以前からやってたのだろうか?
やってたら行ってるはず…
2019年まで秋の夜間拝観の対象は、旅行会社のツアー参加者に限定されていたようです。 2020年から新型コロナウイルスで減った客足を取り戻すため、一般公開に切り替えさらに2021年には完全予約制になりました。
今回、完全予約制とは知らず夜間拝観する気満々でした。 完全予約制と知ったのはホテルから東福寺に行く直前です。
ホテルの方は親切に東寺の夜間拝観を進めて下さいましたが、 臥雲橋からライトアップの様子が見えるかも⁈ と、ダメもとで行ってみました。
東寺のライトアップもキレイなんですが…
こちらの写真は東寺の2019年、春のライトアップ時のものです。
臥雲橋に行っみると人はいません。 東福寺自体、夜間拝観に予約されている方がちらほら入って行かれるだけで、ひっそりとしています。
臥雲橋からはライトアップされた通天橋が浮かび上がってキレイです。
私が写真を撮っているのを見て、通行人(たぶん夜間拝観の予約をされた方)がスマホを取り出し写真を撮る程度で人はいません。
早朝の臥雲橋
早朝、7:00過ぎの臥雲橋はカメラ好きの方の写真スポットになっているようです。 みなさん、と言っても10人未満、例外なく大きなレンズのついたカメラを持ってらっしゃいます。
ちょうど通天橋の後ろ辺りから朝日が登ってくる情景が印象的でした。
10:30頃の東福寺
人が多い!!!
ですが、清水焼や京漬物、京薬味など京都ならではの色んなお店が出ていてにぎやかです。
おぜんざいやお団子など甘味処もあって、賑わいが好きな人には良いと思います。
通天橋も結構な人、人、人。
厳かな雰囲気を纏う東福寺を好む者として早々と退散してしまいました。
東福寺はいつ行くべき?
* 紅葉全盛期に行くなら8時ごろ。
紅葉全盛期前
下の写真は2019年11月初旬に撮ったものです。 まだあまり紅葉していませんが、十分にキレイですし人がほとんどいない。 神聖な空気を感じることができます。
以前は、人気の(混雑した)お寺巡りをした後、最後に東福寺に寄って心を落ち着かせてから帰るようにしていました。
紅葉全盛期に行くなら早朝8時ごろ
2021年の夜間拝観期間は 2021年11月15日(月)~11月30日(火)でした。
紅葉の期間中は朝8時半から拝観できます。 まず、臥雲橋で紅葉を堪能。 開門時間に合わせて拝観するのが良いと思います。
ホテル選び【アリストンホテル京都十条】
東福寺に歩いて行けるホテルで検索した結果、
お1人様OK
安い
朝食付き
駐車場がある
という条件を付けたうえで【アリストンホテル京都十条】に決めました。
ちなみにこちらのホテルの朝食は、とっても美味しいので朝食付きをお勧めします。
このホテルは3年ほど前にできたホテルでとてもキレイなホテルです。
歩いて行けるといっても15~30分ほどかかります。 というのも、信号とふたつ続きの踏切りでタイミングが悪ければ結構待たされます。
最短ルートの地図を載せておきます。 このルートだと信号が少なく、踏切りを渡ることがないので、15分くらいで行けます。
【アリストンホテル京都十条】の詳細については後日改めて投稿します。
京都駅から公共機関でのおススメのアクセス方法
京都駅から東福寺へは電車、バスどちらでも行けますが、私は電車で行くことを強くおススメします。
というのも、初めて東福寺を訪れた時は勝手が分からずバスで行きました。
京都には「一日乗車券」というのがあります。
「一日乗車券」を700円で購入すれば市バスはもちろん,京都バス,JRバスの均一運賃区間内であれば,1日中何回でも乗車できるというものです。
ただし、これは東福寺に限っては使えません。 本数が少ないため待ち時間が長すぎるのです。
京都駅から東福寺方面へのバスを待つ間、金閣寺方面行きのバスを何本も見送りながら、待つこと30分?いやもっと?とにかく、もう東福寺行きのバスは来ないんじゃないか?と思うほど待ちました。
電車でなら、JR奈良線で京都駅からひと駅です。 運賃は片道150円で、およそ10分間隔ですので、断然電車がおススメです。
東福寺駅からは1キロほど歩いて向かいます。
東福寺詳細
ちなみに2021年の夜間拝観料は3000円でした。