totochn’s diary

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温泉、料理、お部屋、サービス全てよし!紅葉シーズンでなくてもまた行きたい宿/【徳島県】祖谷渓温泉ホテル秘境の湯

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こんにちは!totoです。

以前から行きたかった祖谷渓谷。きっかけは絶景写真集で見た断崖絶壁に立つ小便小僧像の写真です。

祖谷渓谷 小便小僧像 このなんともユニークな写真をきっかけに今回の2泊3日旅行となりました。


日本三大秘境である祖谷渓。小便小僧像はホテルから車で15分ほどのところにあります。
今回は2日目に宿泊した【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】がとてもよかったのでレポートします。

【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】チェックイン

県道沿いの立派な門が目印/高台にあり絶景が望めるホテル

高松港から車に乗って国道32号線経由で約2時間。
県道45号線沿い。
ホテルの立派な門を潜って坂道を上がって行った先に【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】の建物があります。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯
中央が【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】本館、右側の白い建物が別館、左側三角屋根が温泉です。

駐車場は広くホテルの前に停めれば荷物を持っての移動もスムーズにこなせそう!


高台にあるので駐車場からの眺めもよいです。
客室からの見晴らしも期待できそう!

それではチェックイン。

チェックイン 15:00
(最終チェックイン:19:00)
チェックアウト10:00


祖谷渓温泉ホテル秘境の湯 駐車場に車を停め荷物を運び出そうと車外に出ると館内からホテルの方が。

名前を告げ、検温を済ませて館内のフロントに向かいます。こちらのホテルでは館外で検温をするようです。


フロントは入り口入って正面にあるので迷うことはありません。左右に細長いロビーで、入り口入って右手にはお土産処、左手にはエレベーターがあります。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯ロビー
祖谷渓温泉ホテル秘境の湯ロビー
いつものように夕食、翌朝食の時間を決めチェックインを済ませます。
サービスとしてアルコールの入ったミニスプレーボトルを頂きました。
フロント横にはアメニティー類(クレンジング、洗顔料、化粧水、乳液類は1回分の個包装になったもの。シャワーキャップ、髭剃り等)が置いてあり必要なものを持っていけるようになっています。
※温泉に化粧水、乳液等はありません。


この時荷物は部屋まで届けてくれますが、部屋に届けてもらうのに時間がかかり荷解きもできずに待っている時間が無駄になります。(今回だけかもしれません。荷物が迷子になっていたようです。)
念のため多少の荷物なら自分で部屋まで持って行った方が無難ですよ?


【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】というか祖谷渓温泉にあるホテルに言えることかも知れません、前日に宿泊したホテルもそうでしたが、山の斜面に建っているため本館から別館、温泉棟への移動がちょっと複雑です。

【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】

私が宿泊する部屋は別館なんですが部屋に行くには まず、本館エレベーターで6Fに。
次に案内図に従って進むと連絡路があります。連絡路を通り別館へ。
別館では1Fになるのですが、さらにそこから5Fに上がります。 ちょっとややこしいですが、要所に現在地を示した館内図があるので、方向音痴の私でも迷わずスムーズに部屋に辿り着く事ができます。
本館と別館の連絡通路は本館5F-別館1Fしかありません。

温泉に行くにも、食事会場に行くにも、移動距離は長いですが、要所にある窓からの眺めがとてもキレイで、まるで自然を額縁に納めた画のようです。
通る度に感動。移動距離はそれほど気になりませんでした。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯

それでは、さっそくお部屋に。
部屋のドアはキー式のオートロックです。
部屋を出る時はうっかり鍵を忘れて出ないよう要注意です。

【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】お部屋

別館6Fのお部屋はWi-Fiは繋がらないけど眺めも良くゆっくり寛げる

シンプルな廊下を通りドアを開けると、まず飛び込んでくるのは額縁にある画のような山の景色…
と言いたいところなんですが、障子が閉まっていて見えません。
障子は観音開きになっていて外の景色がキレイに見えるようになっています。
窓枠も額縁のように工夫されているのかもしれませんが、障子が締め切った状態と開いた状態では最初の印象がかなり違うのでとても残念に思いました。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯廊下祖谷渓温泉ホテル秘境の湯部屋

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯部屋 まず、部屋に入ると右手に靴箱とクローゼット。 クローゼットは長いものも掛けられるようになっています。
使い勝手良さそう!

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯部屋祖谷渓温泉ホテル秘境の湯部屋

左手にはトイレとユニットバス。 祖谷渓温泉ホテル秘境の湯部屋 ユニットバスは狭いですが温泉があるので使いません。 問題ないです。
タオルもトイレ、洗面所にそれぞれ掛かっていますが、洗面台は小さく物を置くところがないのでちょっと使いにくいですね? 祖谷渓温泉ホテル秘境の湯部屋 トイレ、洗面所、クローゼットに行くのにスリッパを履かないといけないのは少し面倒かもしれませんが許容範囲です。 部屋は全体的に明るい雰囲気で清潔感があってとてもキレイです。 祖谷渓温泉ホテル秘境の湯部屋 部屋の隅には大きな鏡と浴衣一式、タオル、バスタオル、足袋と温泉に行くのに便利な大きめのナイロンの手提げ袋。
歯磨きセットもありますよ。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯部屋祖谷渓温泉ホテル秘境の湯部屋

広縁には電気ポット、お茶セット、お菓子に空の冷蔵庫があります。
有料(330円)ですがコーヒーポーションを購入して部屋で飲むこともできます。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯部屋祖谷渓温泉ホテル秘境の湯部屋

反対側にはホテルによくあるタオルハンガーもありますよ?


ここの広縁での居心地がとてもよかったです。
椅子に腰かけて持参したコーヒーを飲みながら景色を眺めたり、お風呂上りにはビール!暗くなったら読書と大半を広縁で過ごしました。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯部屋
期待通りの眺めの良さで部屋にいるときはほとんど広縁で過ごしました。
そういえば座卓にはいちども座ってないかも…

ただし、別館でフリーWi-Fiは使えません。 フリーWi-Fiが使いたい方は本館での宿泊予約をおススメします。
祖谷渓温泉 ホテル秘境の湯


それではさっそく温泉に!

【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】温泉

用意されていた、ナイロンバッグにタオルなど必要なものを入れ温泉に!

入浴可能時間
大浴場(露天含む)15:00~23:00
          6:00~9:00
潮サウナ     15:00~21:00

タオル、アメニティー類はありません。
部屋から持っていきましょう。

温泉は前述した通り、本館に戻りエレベーターで2Fに下りた連絡路の先、別棟にあります。
宿泊客と日帰りの入浴客の入り口は別になっているため、混みあうことはないようです。 ホテルからは外に出る事なく宿泊客専用の通路を通って行けるのもうれしい。

温泉棟に入る直前でスリッパを脱ぎ、部屋番号の下駄箱に入れて進みます。 祖谷渓温泉ホテル秘境の湯温泉

温泉棟に入ったら、まずはエレベーターを使って1Fに降り、左手が温泉です。 エレベーター付近には相場より多少高いようですが自販機もあります。脱衣場にも無料の水はありますよ?

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯祖谷渓温泉ホテル秘境の湯

“ゆ”の暖簾の先で男湯と女湯に分かれています。 祖谷渓温泉ホテル秘境の湯温泉

脱衣所内はとても広くほとんどロッカーで占められています。コロナ前は大勢の日帰り入浴客で賑わっていたのだと思いますが、人は数人程度でした。脱衣所に無料の飲料水があるのもうれしいですね?

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯温泉祖谷渓温泉ホテル秘境の湯温泉

脱衣所も鍵付きのロッカーで同じ空間内ですが、日帰り入浴客と宿泊客専用のロッカーと別れています。
特に違いはないようですが、奥にある宿泊客専用の空いているロッカーを使いました。


脱衣所の割に洗面所はコンパクト。入浴客が多いと混雑するかもしれません。11月末、紅葉シーズン終盤だからか分かりませんが、利用客は1〜2人程度でしたよ?洗面化粧台に置いてあるのはドライヤー、ティッシュ、綿棒のみです。 シンプルな分清潔感があって、使いやすいですが、必要なものは各自お忘れなく! 祖谷渓温泉ホテル秘境の湯温泉

内湯は広く泉質もいい/寝湯のジェットバスが背中を程よくほぐしてくれる

浴場内もとても広いです。内湯は大きな浴槽と小さなお風呂、そして水風呂です。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯温泉祖谷渓温泉ホテル秘境の湯

大きな浴槽は温泉で細長い造りになっており手前から深さが普通、浅めの気泡風呂、いちばん奥はさらに浅く寝湯でジェットバスになっています。

最奥の小さい浴槽は岩下の新生姜の入浴剤入りでしそジュースのような色のお湯です。これについてはとくに感想はありませんが、入浴剤入りのお風呂に入った後に温泉に浸かると温泉の良さが際立つように思いました。
利用客はだいたい、いつも4〜5人程度。ゆっくり入れました。
洗い場も多くどこを使うか迷うくらいあります。 祖谷渓温泉ホテル秘境の湯温泉 とろんとしたお湯がとても良く、広いのでとてもリラックスできますよ?
さらに、大浴場は一面ガラス張りになっていて景色も素晴らしい!
なんとも雄大な景色です! 祖谷渓温泉ホテル秘境の湯温泉 ホントに気持ちいいお風呂でした。

露天風呂は小さいけれど温めでゆっくり入れる

浴場奥には露天風呂へ続くドアがあります。 こちらの露天岩風呂はこじんまりしていて目と耳で自然を感じながら入ることができます。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯温泉祖谷渓温泉ホテル秘境の湯温泉

ただし、内湯を出てから少々距離があります。 内湯で十分に温まってから移動することをおススメします。

内湯、露天風呂ともにとても良いお湯でした。 炭酸水素塩泉でとろみのあるお湯は美肌効果もあるようで入泉後はお肌もしっとりします。美人の湯とも言われているようですよ?

泉質: フッ素、メタホウ酸などを含んだ炭酸水素塩泉
効能: 入ると肌がツルツルする炭酸水素塩泉の温泉は、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、切り傷、動脈硬化症、慢性皮ふ病、婦人病、美肌、美容、などに効果があります。

心身ともに疲れを癒しお部屋に戻ると、とっても嬉しいお心遣いがありました。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯祖谷渓温泉ホテル秘境の湯
寝具のご用意のため、お邪魔いたしました。
冷蔵庫に冷水をご準備しておりますので湯上り、ご就寝前などにご利用ください。
どうぞごゆっくりお休みくださいませ。

というメッセージとともに冷蔵庫には氷の入った冷水が入っていました。


このお心遣いはとてもうれしく、さらに癒されこの宿にして良かった!と思いました。 ちょっとしたことなんですが、要所要所での細やかなお気遣いがうれしくほっこりするホテルです。
祖谷渓温泉 ホテル秘境の湯

【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】食事

食事は夕食と朝食で食事会場が違います。 【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】さんには、宴会場が本館、別館それぞれ3ヶ所あるようで、私は別館2F「囲炉裏宴会場・萩の間」での夕食です。

夕食は別館2F「囲炉裏宴会場・萩の間」で囲炉裏の雰囲気を味わいながら

営業時間:18:00-21:00

食事会場は各座卓に囲炉裏のついた落ち着いた雰囲気の会場です。
掘りごたつ式で椅子に座るように足を入れてくつろげるので座りやすかったですよ? 囲炉裏自体は使われていなかったのでふたをした状態でしたが、自在鉤(じざいかぎ)と横木(よこぎ)で囲炉裏の雰囲気は味わえました。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯食事会場祖谷渓温泉ホテル秘境の湯食事会場
自在鉤(鍋をひっかけるため天井から垂れ下がっているもの)と横木(魚の形のもので自在鉤の上下の調節につかうようです)

そして、こちらにもメッセージがあります。 祖谷渓温泉ホテル秘境の湯食事会場

それではまず、飲み物から。 種類は豊富で四国のお酒を取り揃えておられるようです。 祖谷渓温泉ホテル秘境の湯食事会場飲み物 いろんなお酒を少しづつ。飲み比べセットもありますよ? 祖谷渓温泉ホテル秘境の湯食事会場飲み物 地酒に迷ったら辛口で間違いなし!これは持論ですが、まず外れたことはありません。
今回も徳島の地酒「山笑」やまわらにしました。スッキリして飲みやすくどんな料理にも合います。 祖谷渓温泉ホテル秘境の湯 飲み物メニュー
持ってきていただいたのは、シンプルだけどオシャレなすりガラスの徳利に入れられた「山笑」とおちょこす。 また、徳利とおちょこは直前まで冷やされていたのがわかります。


祖谷渓温泉夕食メニュー 夕食の席に着いた時には下の画像のようにあらかたセッチングされた状態です。 左の蓋付の鍋(阿波牛味噌朴葉焼)、右シルバーの蓋付鍋(お美姫鍋)は食べる人の様子を見ながら、別々に火を付けにきてくださいます。 私は食べるのが遅いので、席に座ったとたんに火を付けられるととても焦ってしまいます。もちろん、冷めかけのものを食べることになるのですが…
今回は、どれも熱々のものを焦ることなくゆっくり味わえました。 さりげなく食べる人のペースに合わせてくれるのもうれしい!

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯夕食

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯夕食祖谷渓温泉ホテル秘境の湯夕食祖谷渓温泉ホテル秘境の湯夕食

画像にはありませんが、お美姫鍋は雪見鍋かな?大根おろしが入った鍋の中にそば米が入っており、プチプチとした食感が新鮮でとても美味しかったです。


味、食事を出すタイミング、細やかな心配り、どれも最高に良かったです。 ありがとうございます。

では、続いて朝食です。

朝食は本館7F紅葉の間で雄大な山々を眺めながら

紅葉の間。その名の通り壁一面のガラス窓から雄大な山々を眺めながらの朝食です。

営業時間:7:00-9:00

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯朝食

朝食は料理長お手製の和定食。 追加でパンやサラダ、飲み物はバイキング形式で好きなものを取りに行けます。
祖谷渓温泉ホテル秘境の湯朝食メニュー 祖谷の郷土料理、具だくさんのそばすべし(土鍋)が美味しい!その土地の郷土料理が味わえるのはやっぱり旅行の醍醐味です。 焼き魚などは網であぶって食べることができるので、熱々の焼き魚を食べれるのもポイントが高いです。

祖谷渓温泉ホテル秘境の湯朝食

さらに、バイキング形式の飲み物にはジュース、お茶、牛乳、コーヒーがあるのですが、コーヒーは持ち帰り用の紙コップ(蓋つき)が用意されていて持ち帰って部屋で飲むこともできます。

ホント、どれもとても美味しかったです。
夕食、朝食共に熱いものは熱々で、冷たいものは冷たく!料理の基本だとは思うのですが、ホテルだとどうしても無理があると思い私もいつの間にかこんなもの!と妥協していました。
でも、これをやってのける料理長はすごい!確かに経費は掛かると思いますが、それを実行するホテルの誠実さを感じました。
夕食、朝食共に十分満足です。ごちそうさまでした。

【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】に泊まった感想

秋の紅葉シーズンに合わせるのは本当に難しいものです。残念ながら2022年11月24日(水)。紅葉は見頃を少し過ぎてしまったようです。 とはいえ風光明媚な景色は健在です。お部屋、温泉、食事処などなど。どこからでも、素晴らしい景色を堪能できることがすばらしい!

さて、私は1度利用した宿はめったに再度利用することはありません。世の中には星の数ほど宿があるのです。ここはどんな感じだろう?あっちは?とまだ利用したことのない宿を探してふたを開けることにわくわくします。
もちろん外れもあります。これといった特色もなく利用したことさえ忘れてしまう宿もあります。
今回利用した【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】さんは、温泉、料理、部屋どれも申し分ないです。 とくにさり気ないサービスが最高!
最初こそ荷物が部屋に届かないというハプニングがあったものの、そんなことはどうでもよくなるくらいの心がほっこりするお宿でした。 まさに心身ともにリラックスできる宿です。 【祖谷渓温泉ホテル秘境の湯】さんへはまた行きたいな~?
あのほっこり感を味わいに!


ちなみに、ホテルの方にお伺いしたら紅葉の時期、新緑の季節はやっぱり混むそうです。ただ、私がお邪魔したときも混んでいたそうですが、ほとんど混雑感はなかったです。 春は美しい山桜、新緑の時期、紅葉もえる秋、そして雪化粧の冬、どの季節に行っても美しい山景色。 今度は、別の山景色を観にいきたいですね?

祖谷渓温泉 ホテル秘境の湯