こんにちは!totoです。
今回の京都ひとり旅。利用したのは知恩院 和順会館。
知恩院 和順会館は浄土宗総本山「知恩院」が運営する宿坊です。
今回は、知恩院和順会館での晨朝法要体験と知恩院、北条庭園、友禅苑の美しい景色を写真でご紹介します。
〈和順会館.宿坊内の詳細は後日投稿します。〉
それではさっそく!
知恩院 和順会館
知恩院三門
元和7年(1621)に徳川二代将軍秀忠の命により建立されました。
現存する木造の門としては日本最大級です。
いつ見ても迫力あります!
和順会館は知恩院三門前にあります。
和順会館は宿坊と言っても、普通のホテルとさほど変わりません。
しいて挙げるなら、
門限がある。
晨朝法要(朝のおつとめ)
写経体験(予約制・2000円)
朝の大浴場が使えない
この4点でしょうか。
夕食も普通に会席料理でした。
凛として あたたか お念仏にふれる宿
京都東山 自然豊かなこの地に、 知恩院 和順会館は誕生しました。 風を感じ、季節の花々を愛で、 祭囃子に心浮きたて、旬の味覚を味わう あわただしい喧騒の日々から離れ、 ゆったりとした時を過ごし、お念仏で心を整える 知恩院らしいおもてなしで、 真のくつろぎをお届けいたします。
https://www.wajun-kaikan.jp/information/
2020/9月に 「三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺」が オープンして話題になりましたね?
こちらは宿坊ではなく、寺院一体型のホテルです。
宿坊は、かつて僧侶や神主が寝泊まりするための場所でした。
今は、設備やサービスも整えられ、誰でも気軽に泊まれる宿へと進化しています。
今回、宿泊者も自由に参加できるということで、晨朝法要に参加しました。
晨朝法要とは?
晨朝(じんじょう)は、卯の刻(今の午前6時頃)を指します。
晨朝法要は一言で言うと、阿弥陀さまと法然さまに朝のあいさつをする事です。
朝のあいさつをすると同時に、今日一日、仏道に精進しますと心を新たにするお勤めです。
法然上人(ほうねんしょうにん)は「身分や能力、男女を問わず、一心に南無阿弥陀仏の念仏を称えればみな極楽浄土に往生できる」という教えを見出した浄土宗の開祖。
晨朝法要では、南無阿弥陀仏のお念仏を称えます。
と言っても私にはお念仏は分かりません。
住職のおつとめを後方で見学しているだけになりますが。
それでも、堂内はお香の香りが漂い、僧侶のよく通る澄んだ声での読経は聞いているだけでも心が清められるよう。
ピンと張り詰めた空気の中、割笏(かいしゃく)、木魚のリズムと阿弥陀経は日常では味わえない荘厳な雰囲気があります。
朝法要が終わる頃には、日が登り境内も明るくなっています。
あぁ、清々しい朝を迎えた!
そんな気分が味わえる経験でした。
晨朝法要詳細
5:50 館内放送
朝法要のお知らせと、集合時間、場所の放送があります。 参加しない場合は、客室のスピーカーの音量を切っておくこともできます。6:10 和順会館ロビー集合
今回、10人程の参加でした。
堂内は寒いので防寒対策は必須です。係員が本山法要場所まで案内
6時過ぎだと今の時期、外は暗いです。
タイムスケジュール
6:10 和順会館出発
↓
6:30 阿弥陀堂
↓
6:40 御影堂
↓
7:30 和順会館帰館
所要時間は約1時間。参加は自由です。
知恩院では、晨朝法要の他、日中法要(11:00〜)もあります。 晨朝法要、日中法要は365日休む事なく勤められています。
どちらも自由に参拝出来ますので、興味のある方は参加してみて下さい。
続いて北条庭園、友禅苑拝観です。
知恩院.北条庭園、友禅苑拝観
御影堂に上がり裏手に回ると集会堂に続く渡り廊下があります。その先が北条庭園入り口です。
令和2年12/4(金)〜12/25(金)は北条庭園拝観停止となります。
ご注意下さい。
右の渡り廊下の先に北条庭園入り口があります。
北条庭園
北条庭園は江戸時代初期、小堀遠州と縁のある僧、玉淵坊(ぎょくえんぼう)による作庭です。 池泉庭園で、大方丈、小方丈に面した庭園。
写真では収める事ができませんでしたが、背後の東山との調和が美しい庭園です。
勢至堂 山亭庭園からは京都の町が見渡せます。
希望者は、勢至堂 山亭にて写経もできます。(詳細は後程)
納骨堂。
法然上人像。
友禅苑
友禅苑は三門近く、女坂(階段)を下りたところにあります。
友禅染の祖、宮崎友禅斎の顕彰記念に整備された庭園。
池泉式庭園と枯山水で構成されています。
宮崎友禅斎像。
庭園拝観料
拝観料
友禅苑 300円
方丈庭園 400円
共通券 500円
お写経
時間 9:00~16:00随時受け入れ
所要時間 1時間程度
御廟所寺務所または和順会館フロント
冥加料 2000円
発願文(はつがんもん)・一枚起請文(いちまいきしょうもん)・四誓偈(しせいげ)
おわりに
73,000坪もの境内には、国宝や重要文化財の多くの伽藍が立ち並んでいます。
徒歩圏内には青龍院門跡や円山公園もあり移動手段を気にかける事なくゆっくり散策できるのが嬉しい! もっぱら、移動手段、移動時間の短縮が毎回の課題でした。
京都に行くなら、あれも見たい!これも見たい!と思いがちですが、バスや電車での移動、待ち時間を考えると、2〜3箇所がいいところです。
東山区は祇園や三条京阪周辺などの繁華街があり、東山の西麓には大規模な寺社が林立しています。
今回、知恩院和順会館を拠点に、早朝は晨朝法要、そして朝の知恩院散策。
日中は庭園散策と移動に費やす時間をかなり短縮できた京都旅でした。
旅を終えて、とても充実した時間だった!と思います。
京都東山周辺は名所も多くおススメです。
宿坊に泊まって、普段ではできない経験もできますよ? よかったら是非、体験してみて下さい。
次回は、知恩院 和順会館の宿泊記です。
それでは。